コラム

【対談】糖質制限の重要性と予防の未来

【清水泰行(しみず・やすゆき)】(写真左)
1967年、愛知県生まれ。ゴーフード顧問医師、北海道大学医学部卒業。麻酔、ペインクリニック(痛み専門の治療)、漢方を専門とする。現在、糖質制限をはじめ、栄養学にも幅広い知識を持ち、日々患者さんの栄養のアドバイスも積極的に行っている。マラソンランナーでもあり、年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンに出場している。

ーなぜGOFOODの顧問医師になっていただけたのでしょうか

ビジネスや食に興味があり、糖質制限をしたときに低糖質のものがあまりなかったので自分でも提供できると良いなと思っていました。

また『糖質過剰症候群』という書籍を出版したときに「実際にメニューやレシピを教えて欲しい」というニーズがあったんです。

『糖質オフ×(と)プチ断食のW(ダブル)効果でやせる!不調が消える! 』というレシピ本は出したんですが、そのタイミングで岡さんからお声があったのでさらにいろんな展開ができるのではないかと思い、顧問医師になることを決めました。

ーありがとうございます。ぜひお力添えをいただければと思います。我々のミッションとして生活習慣病の予防と改善を掲げているのですが、これまでなかなか生活習慣病の予防が広がらなかった原因を教えていただけますか?

医学部の勉強の中で「予防」という概念はそんなにないんです。どうしても「医療=治療をするもの」という概念があるのが大きいのではないかと思います。

また医者になるときに栄養学の勉強はしません。なので医者は管理栄養士の声を聞くことになりますが、管理栄養士の勉強する内容やガイドラインが「炭水化物は60%、バランスのよい食事をとりましょう」というものなので現状『低糖質の食事』はなかなか浸透しません。

ーガイドラインはなぜなかなか変わらないのでしょうか?

ガイドラインの内容は様々な要素が絡んでいますし、低糖質の食事での10年、20年かけた研究結果に基づくエビデンスがまだないのでなかなか変わらないんじゃないかと思います。

ーそんな中で予防を普及させていくためにはどういう活動をしていったらいいのでしょうか?

専門家の意識が変わることが必要だと思います。本当の意味で普及するためには、強いメッセージが必要で、ネットや書籍だけではなかなか難しいと思います。

専門家がメディアを通じて「今までのことは間違っていた、これからは糖質制限だ!」と大々的に言えば世の中は変わると思いますが本当の意味での普及はまだ先かなと考えております。

ただ以前に比べて糖質や糖質制限という言葉が広まっているので、少しずつ変わってきているんじゃないかなと思います。

ーそうですね。清水先生の著書『糖質過剰症候群』に書かれているような糖質の過剰摂取によって引き起こされる病気やリスクもどんどん広めていきたいですね。

糖尿病やアルツハイマー病、緑内障、高血圧などの病気は、様々な研究結果からほとんど糖質の過剰摂取が原因ではないかと考えています。また子供の精神的な落ち着きも血糖値の変動が関係しているのではないかと考えています。最終的に選択するのは本人ですが、糖質を過剰に摂取することでどういうリスクがあるのかということは伝えていきたいと思います。

ー最後に清水先生の今後やっていきたいことをお聞かせください。

食に関してどんどん発信していけたらと思います。

子供に対して食育を行える、食事に関することを教える場を持つことができれば、病気への意識をかえることができるのではないかと思うので、なかなか難しいとは思いますが、お手伝いができたらいいなと考えています。またみんながみんな自炊しているわけではないので、そういう人たちにコンビニなどの弁当じゃなく低糖質の食事を届けていけたらと思います。

ー本日はありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。

より詳しい内容を知りたい方はこちらの動画や清水先生のブログを覗いていただけたらと思います。

「糖質過剰」症候群著者・清水医師と語る 糖質制限の重要性【GOFOOD】

清水先生のブログ
ドクターシミズのひとりごと